2006年09月01日
観戦初日。杉山、アガシが勝利。
みなさん、おはようございます。ニューヨークは朝の8時を回ったところです。ようやくPCからブログを更新できる環境が整いました。遅くなりましたが、昨日の模様をお届けしたいと思います。
まず、初グランドスラムということで、楽しみ半分、緊張半分でフラッシングに向かったわけですが、電車の段階では人もそれほど多くなく、余裕かまして試合開始前の10時半にチケット売り場に向かいました。駅の改札を出たところでも、人はパラパラとしかおらず、大丈夫かな、と。しかし、ここが間違っていました。
ナショナル・テニス・センターの入り口を抜けた途端、「どっから出現した?」というくらいの人だかり。チケット売り場に向かうと、案の定、長蛇の列が形成されており、どう見ても試合開始に間に合いそうにありません。気合で2時間並んで、売り場の目の前でチケット購入引換券をゲット(赤いやつ)。そこから30分ほど待って、やっとチケット(本チャン)を手に入れたのでありました。
そこで購入したのは、アーサー・アッシュ・スタジアムのチケット。この日はデーゲームにナダルやセリーナが登場するからです。そして、夜にはアガシが最後になるかもしれない試合を行うということで、「夜のチケットも下さい。」と売り場のお兄さんに言ったところ、「売り切れだよ。」の一言。。。マジで!?せっかく並んだのに!?でも、「無いものは無い。ごめんね。」と言われ、仕方なく昼間のチケットだけで入場することにしました。ちなみに、このセンターコートのチケットを買うと、その他のコートはどこでも入れるそうです。
中に入ると最初に目に飛び込んできたのが、このアメリカ人選手がずらりと並んだ看板です。どこの企業のか確認し忘れましたが、アガシにロディック、ダベンポート、ヴィーナス(今回は欠場)など、そうそうたるメンバーがお出迎え。ポスター、カッコよかった!
エナンの試合がスクリーンに映されているのを横目にセンターコートに入ると、ちょうどナダルの試合が始まったところでした。いやー、スタジアムのかなり上のほうから見ても、相当いかつい身体だというのが分かります。しかも、ありえないようなショットをバンバン返してるし。これは圧勝かなと思い、杉山愛選手の試合が始まる第11番コートに向かいました。途中でヘンマンが練習しているのを目撃。
11番コートに到着するとスキアボーネ対ミルザ戦の終盤で、スキアボーネがファイナル・タイブレイク(だったかな?)で勝利しました。
そして、杉山選手の登場。対戦相手はイタリアのタティアナ・ガルビン選手です。シングルハンドのバックからスライスやトップスピンなど色々な球を打ってくる選手で、それにタイミングが合わなかったのか、第1セットをタイブレイクで落としてしまいます。第2セットも先にリードを許し、嫌なムードになりますが、杉山選手が相手を左右に振り回す丁寧なストロークで自分の形を取り戻し挽回に成功。セットオールとし、第3セットでは、足の治療を受けたガルビン選手を攻めて、見事に逆転勝利を決めました!
この試合には、応援に来たお母さんの芙沙子さんや丸山コーチ、森田あゆみ選手らの姿が見えました。
センターコートに戻って、セリーナ対ハンチュコバの試合を観戦。セリーナに対する地元観客の声援は凄く、いたるところから「Come on, Serena!!!」の叫び声。試合はセリーナのストレート勝ちでしたが、ハンチュコバも相当良いプレーをしており、内容的には互角だったと思います。
11番コートに戻って中村藍子選手の応援。対するはUSオープンシリーズ・女子チャンピオンのアナ・イバノビッチ選手です。第1セットは中村選手が相当良い出来で、逆に言うとイバノビッチ選手の身体があったまっていないようにも見えたのですが、ハードヒットがことごとくエラーになるイバノビッチ選手を尻目に、中村選手が5-2(だったと思うんですが、5-3かもしれません。)とリードします。
しかし、ここからがトップ選手の集中力が発揮されるところ。徐々にイバノビッチ選手が、低めの声で「アイデン(としか聞こえませんでした。誰かご存知でしたら教えてください。)」と掛け声をかけつつ、巻き返してきて、第1セットを挽回して奪取。第2セットもサーブ・ストロークともにナイスショットを連発し、イバノビッチ選手がストレート勝ちを決めました。中村選手も後一歩だっただけに、非常に惜しい試合でした。
この試合には、フローラン・ダバディーさんの姿も見えました。
この後、センターコートの前のスクリーンで、ヒンギス選手がラッツァーノ選手に敗れるのを見て、アガシ対バグダティス戦の序盤を続けて見ていました。
「あーあ、これでアガシが負けたら、一生アガシのプレーを生で見られないんだ。」と半ば落ち込み気味でした。すると、それまで一緒にスクリーンを眺めていた人が、センターコートの入り口に向かっていくではありませんか!「なんだなんだ!?」と思い駆け寄ってみると、チケットを見せると中に入れてくれるとの事(詳しくは聞き取れませんでした、すみません)。ということで、昼間のチケットをチラッと見せて潜入成功!やったーーー!!!
さっそく客席に向かい、スタジアムの一番上まで上ってみる事に。一番からコートを見下ろすと、高所恐怖症の僕にとっては眩暈がするほど高くて怖かったですが、そこは我慢我慢。
超満員のスタジアムの盛り上がりは序盤から最高潮で、アガシがポイントを取るたびに、僕の足場がユラユラするほどの歓声が起こります!(怖っ!)そして、アガシが2セットリードすると、もう勝ったも同然の大騒ぎ。しかし、第8シードのバグダティスも全豪ファイナリストの意地で2セット奪い返して、勝負の行方はファイナルセットに持ち込まれました。
何とかアガシに勝って欲しい地元の人たちは、アガシがミスすると一斉にため息。一方、ファイナルセットに入って足が痙攣し、満足にプレーできないバグダティスに対しては、試合進行を遅らせるようなそぶりをした瞬間ブーイングが浴びせられ、ちょっとバグダティスが不憫に感じられました。その様子を見たアガシが、ちょっとひるんでしまい、手負いのバグダティスに対してミスを連発。しかし、最後は動きの戻った相手に対し、厳しい攻めで、3時間48分の死闘を制しました。
勝利の瞬間、まだ2万人以上残っていたお客さんからの歓声で、またスタジアムが揺れました。もちろん、僕も一緒に揺らしてましたが。。。(汗)
試合終了後、握手した両者はそのまま互いを称えるように抱擁をかわし、非常に美しい光景でした。インタビューではジョン・マッケンローが登場。バグダティスは「アガシのようなヒーローと戦えてよかった」と話し、アガシは「観客の皆さん、どうもありがとう!」と言っていました。(コートサイドのインタビューは全部聞きましたが、うろ覚えなので載せません。ごめんなさい。)アガシの次の対戦相手は、ドイツのベンジャミン・ベッカー選手です。
という感じで、USオープン観戦初日が終了しました。
2日目はセンターコートでフェデラー対ヘンマン、杉山対エナン、ブレーク対ガバシュビリなど、みどころが満載です。またダブルスには杉山選手、中村選手が出ますね!
では、今日も出来る限り、会場の様子をモブログを使ってライブでお伝えできるように頑張ります!行ってきます!
皆さんから沢山のコメントを頂き、本当に感謝しております。全部のコメントを拝見しておりますが、お返事が少々遅れてしまうことをお許しください。ななさん、ロブレドの写真も撮ってきますね。
まず、初グランドスラムということで、楽しみ半分、緊張半分でフラッシングに向かったわけですが、電車の段階では人もそれほど多くなく、余裕かまして試合開始前の10時半にチケット売り場に向かいました。駅の改札を出たところでも、人はパラパラとしかおらず、大丈夫かな、と。しかし、ここが間違っていました。
ナショナル・テニス・センターの入り口を抜けた途端、「どっから出現した?」というくらいの人だかり。チケット売り場に向かうと、案の定、長蛇の列が形成されており、どう見ても試合開始に間に合いそうにありません。気合で2時間並んで、売り場の目の前でチケット購入引換券をゲット(赤いやつ)。そこから30分ほど待って、やっとチケット(本チャン)を手に入れたのでありました。
そこで購入したのは、アーサー・アッシュ・スタジアムのチケット。この日はデーゲームにナダルやセリーナが登場するからです。そして、夜にはアガシが最後になるかもしれない試合を行うということで、「夜のチケットも下さい。」と売り場のお兄さんに言ったところ、「売り切れだよ。」の一言。。。マジで!?せっかく並んだのに!?でも、「無いものは無い。ごめんね。」と言われ、仕方なく昼間のチケットだけで入場することにしました。ちなみに、このセンターコートのチケットを買うと、その他のコートはどこでも入れるそうです。
中に入ると最初に目に飛び込んできたのが、このアメリカ人選手がずらりと並んだ看板です。どこの企業のか確認し忘れましたが、アガシにロディック、ダベンポート、ヴィーナス(今回は欠場)など、そうそうたるメンバーがお出迎え。ポスター、カッコよかった!
エナンの試合がスクリーンに映されているのを横目にセンターコートに入ると、ちょうどナダルの試合が始まったところでした。いやー、スタジアムのかなり上のほうから見ても、相当いかつい身体だというのが分かります。しかも、ありえないようなショットをバンバン返してるし。これは圧勝かなと思い、杉山愛選手の試合が始まる第11番コートに向かいました。途中でヘンマンが練習しているのを目撃。
11番コートに到着するとスキアボーネ対ミルザ戦の終盤で、スキアボーネがファイナル・タイブレイク(だったかな?)で勝利しました。
そして、杉山選手の登場。対戦相手はイタリアのタティアナ・ガルビン選手です。シングルハンドのバックからスライスやトップスピンなど色々な球を打ってくる選手で、それにタイミングが合わなかったのか、第1セットをタイブレイクで落としてしまいます。第2セットも先にリードを許し、嫌なムードになりますが、杉山選手が相手を左右に振り回す丁寧なストロークで自分の形を取り戻し挽回に成功。セットオールとし、第3セットでは、足の治療を受けたガルビン選手を攻めて、見事に逆転勝利を決めました!
この試合には、応援に来たお母さんの芙沙子さんや丸山コーチ、森田あゆみ選手らの姿が見えました。
センターコートに戻って、セリーナ対ハンチュコバの試合を観戦。セリーナに対する地元観客の声援は凄く、いたるところから「Come on, Serena!!!」の叫び声。試合はセリーナのストレート勝ちでしたが、ハンチュコバも相当良いプレーをしており、内容的には互角だったと思います。
11番コートに戻って中村藍子選手の応援。対するはUSオープンシリーズ・女子チャンピオンのアナ・イバノビッチ選手です。第1セットは中村選手が相当良い出来で、逆に言うとイバノビッチ選手の身体があったまっていないようにも見えたのですが、ハードヒットがことごとくエラーになるイバノビッチ選手を尻目に、中村選手が5-2(だったと思うんですが、5-3かもしれません。)とリードします。
しかし、ここからがトップ選手の集中力が発揮されるところ。徐々にイバノビッチ選手が、低めの声で「アイデン(としか聞こえませんでした。誰かご存知でしたら教えてください。)」と掛け声をかけつつ、巻き返してきて、第1セットを挽回して奪取。第2セットもサーブ・ストロークともにナイスショットを連発し、イバノビッチ選手がストレート勝ちを決めました。中村選手も後一歩だっただけに、非常に惜しい試合でした。
この試合には、フローラン・ダバディーさんの姿も見えました。
この後、センターコートの前のスクリーンで、ヒンギス選手がラッツァーノ選手に敗れるのを見て、アガシ対バグダティス戦の序盤を続けて見ていました。
「あーあ、これでアガシが負けたら、一生アガシのプレーを生で見られないんだ。」と半ば落ち込み気味でした。すると、それまで一緒にスクリーンを眺めていた人が、センターコートの入り口に向かっていくではありませんか!「なんだなんだ!?」と思い駆け寄ってみると、チケットを見せると中に入れてくれるとの事(詳しくは聞き取れませんでした、すみません)。ということで、昼間のチケットをチラッと見せて潜入成功!やったーーー!!!
さっそく客席に向かい、スタジアムの一番上まで上ってみる事に。一番からコートを見下ろすと、高所恐怖症の僕にとっては眩暈がするほど高くて怖かったですが、そこは我慢我慢。
超満員のスタジアムの盛り上がりは序盤から最高潮で、アガシがポイントを取るたびに、僕の足場がユラユラするほどの歓声が起こります!(怖っ!)そして、アガシが2セットリードすると、もう勝ったも同然の大騒ぎ。しかし、第8シードのバグダティスも全豪ファイナリストの意地で2セット奪い返して、勝負の行方はファイナルセットに持ち込まれました。
何とかアガシに勝って欲しい地元の人たちは、アガシがミスすると一斉にため息。一方、ファイナルセットに入って足が痙攣し、満足にプレーできないバグダティスに対しては、試合進行を遅らせるようなそぶりをした瞬間ブーイングが浴びせられ、ちょっとバグダティスが不憫に感じられました。その様子を見たアガシが、ちょっとひるんでしまい、手負いのバグダティスに対してミスを連発。しかし、最後は動きの戻った相手に対し、厳しい攻めで、3時間48分の死闘を制しました。
勝利の瞬間、まだ2万人以上残っていたお客さんからの歓声で、またスタジアムが揺れました。もちろん、僕も一緒に揺らしてましたが。。。(汗)
試合終了後、握手した両者はそのまま互いを称えるように抱擁をかわし、非常に美しい光景でした。インタビューではジョン・マッケンローが登場。バグダティスは「アガシのようなヒーローと戦えてよかった」と話し、アガシは「観客の皆さん、どうもありがとう!」と言っていました。(コートサイドのインタビューは全部聞きましたが、うろ覚えなので載せません。ごめんなさい。)アガシの次の対戦相手は、ドイツのベンジャミン・ベッカー選手です。
という感じで、USオープン観戦初日が終了しました。
2日目はセンターコートでフェデラー対ヘンマン、杉山対エナン、ブレーク対ガバシュビリなど、みどころが満載です。またダブルスには杉山選手、中村選手が出ますね!
では、今日も出来る限り、会場の様子をモブログを使ってライブでお伝えできるように頑張ります!行ってきます!
皆さんから沢山のコメントを頂き、本当に感謝しております。全部のコメントを拝見しておりますが、お返事が少々遅れてしまうことをお許しください。ななさん、ロブレドの写真も撮ってきますね。
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
次はどのブースに行こうかとまた歩き出しひとつのブースに目をやると、その時ちょうどMurphy Jensenがブースに姿を現すのを発見、走っていきました。彼は1993年のフレンチオープンのダブルスで優勝をしており、現在はアメリカのテニスチャンネルの中でインタビュアーとして大活躍していて、子供達に大人気です。(すいません、私は今のMurphyしか知りません。) ヒロとあやかが駆け寄り、Murph
ガンバレ あやか
2006/09/02 00:30
Last US Open : 2nd round, Agassi win and goes to 3rd round!!
今日は、アガシの 2 回戦。 今回もナイトセッションなので、日本時間の朝から試合開始です。 今日はちょいと仕事で、たまにたまにしか Web をチェック(するなよ > ヲレ)できないのが残念。今日もがんばれアガシ!!@11:30(JPN) おっ、 2set リード(^-^) 3rd set ....
万年中級プレイヤーの憂鬱
2006/09/03 00:09
まだもう少しアンドレのプレーを見ていられそうです(^-^)
ななさんの真似みたいですがヒューイットの写真も撮ってきてください(><)
ちょっと難しそうですが、お願いします(><)