2006年09月02日
USオープン大会5日目レポート
みなさん、こんにちは。スタッフ藤原です。大会5日目は海側から吹き込んでくる冷たい風のせいで、一日肌寒い一日となりました。夕方からは雨が降り出し、最初のうちは止むのを待っていましたが、9時ごろ正式にキャンセルが発表され、夜の部の試合が全て持ち越しとなりました。
この日は、会場に着くと前日ほどではないですが、チケット購入のためボックス・オフィスに並ぶ人たちがおり、約1時間でこれをクリア。厳重な荷物チェックを抜けて、会場入りしました。
センターコートでは、既にフェデラー対ヘンマン戦がスタートしていて、朝飯のホットドッグを買って席に着いたときは第2セットの途中で、その後すぐにフェデラーが2セットアップにリードを広げました。
フェデラーはテレビで見ても凄いですが、実際に見ても相当凄いですね。上のほうから眺めていると、まるでテレビゲームの選手がプレーしているように、すいすいと無駄な動きが無く、ことごとく相手の取れないコースに返球していきます。ヘンマンがネットも詰めてきても、ことごとく脇を抜いてしまって、ヘンマンもお手上げ状態でした。
ジャパン・オープンでの来日が楽しみですね!
この試合の後、われれが日本のエース、杉山愛選手が登場しました。相手は今大会第2シードのジュスティーヌ・エナン・アルデンヌ選手です。
杉山選手はこちらでも知名度は高く、みんな「スイヤマ(どうやらGの発音が難しくらしく、ギとならないようです。)」と呼んで、スイヤマの試合を観に行こう、とか言っているのを聞きました。
杉山選手は第1セットからエナンを左右に振り回すストロークを展開、世界2位を圧倒して、1ブレイクアップで第1セットを取りました。しかし、ここで黙っていないのがトップ選手の理由なんでしょうか。第2セットに入ると、エナンの強打が厳しいコースに入り始め、杉山選手も必死に食らい尽きますが、第2セット以降1ゲームしか許してもらえず、惜しくも逆転負けとなりました。いやー、序盤を見ている限り、ストレートで勝てそうとか思ったんですが、エナンほどの選手となれば、どんな相手にも対応して逆転に結び付けていくんでしょうね。さすが全仏チャンピオン。今大会で決勝に進むと、今年のグランドスラムで全て決勝に進んだことになります。
一度センターコートを出て、中村藍子選手のダブルスを観に行こうと歩いていると、人だかりの向こうにトミー・ハースを発見。インタビューをしていたらしく、終わった後にこちらに歩いてきました。背が高くて、男前でした。
中村選手の試合が行われる第4コートでは、まだその前のスキアボーネ対ペアの試合が始まったばかりでした。
シード選手同士の試合ということで観客も大勢おり、「これが女子シングルス!?」と思うほどの迫力がありました。
センターコートに戻ると、地元アメリカのジェームス・ブレークがロシアのテイムラズ・ガバシュビリと対戦中。
蛍光ピンクが眩しい80年代風ファッションを着こなしているブレークは、ガバシュビリの弾丸サーブと強打に少し苦しんでいるようにも見えましたが、なんとかストレートで勝利しました。
このとき気温は相当下がっており、たぶん15度くらいしかなかったんじゃないでしょうか。トレーナーを着ていても寒かったです。
アーサー・アッシュ・スタジアムのデーゲームが終わったので、隣のルイ・アームストロングに行くと、ミックスダブルスが行われており、マルチナ・ナブラチロワ&ボブ・ブライアンが、コリーナ・モラリュー&マイク・ブライアンと対戦していました。
試合は1セットオールで、10ポイントのタイブレイク勝負となり、ナブラチロワ組が勝利しました。グランドスラムだけのミックスダブルスは、どこかエンターテインメントの要素もあり、笑いあり、真剣勝負ありの試合でした。
第7コートでは、フアン・カルロス・フェレーロが、フランスのマーク・ジケルにストレートで敗れる波乱がありました。USオープンシリーズで準優勝が一度あったフェレーロですが、ジケルのショットが冴えていて、手も足も出ませんでした。
試合後はかなり落ち恩でいる様子で、足早にコートを去りました。この元全仏王者の試合には、スタンドが埋まるほどのお客さんがいました。
この後、中村選手の試合が行われているコートに走ったのですが、残念ながら終わっていて(涙)、次のフェルナンド・ゴンサレス&マーディ・フィッシュVSセバスチャン・グロージャン&ドミトリー・ツルスノフ戦が始まっていました。
男子のダブルスは、僕らがいつもやっているダブルスとは別のスポーツに思えるくらいの迫力でした。同じ目線で見ると余計にショットのスピードが速く感じました。実際、速いんでしょうけど。。。
と、ここで杉山愛選手のダブルスに移動。ダニエラ・ハンチュコバとのペアで、ペレビニス/フェダク組と対戦でしたが、この試合の途中で雨がぱらつき始め、審判が試合を中断。天候が回復するまで待機となりました。
ここで、センターコートに移動し、席について試合再開を待ちましたが、雨が止む気配は無く、途中でコートを乾かすマシーンが出てきたものの、これも30分ほどで退散してしまいました。
結局、夜の部は延期となり、ダベンポート対シュレボトニック戦、ナルバンディアン対サフィン戦が翌日に持ち越しとなりました。サフィン、見たかったのに残念!
帰り道に買い物を楽しむ人が沢山いました。写真はナイキショップです。
今年は雨にたたられているUSオープンですが、週末もどうやら悪天候が続きそうです。後3日、どうなることやら。
この日は、会場に着くと前日ほどではないですが、チケット購入のためボックス・オフィスに並ぶ人たちがおり、約1時間でこれをクリア。厳重な荷物チェックを抜けて、会場入りしました。
センターコートでは、既にフェデラー対ヘンマン戦がスタートしていて、朝飯のホットドッグを買って席に着いたときは第2セットの途中で、その後すぐにフェデラーが2セットアップにリードを広げました。
フェデラーはテレビで見ても凄いですが、実際に見ても相当凄いですね。上のほうから眺めていると、まるでテレビゲームの選手がプレーしているように、すいすいと無駄な動きが無く、ことごとく相手の取れないコースに返球していきます。ヘンマンがネットも詰めてきても、ことごとく脇を抜いてしまって、ヘンマンもお手上げ状態でした。
ジャパン・オープンでの来日が楽しみですね!
この試合の後、われれが日本のエース、杉山愛選手が登場しました。相手は今大会第2シードのジュスティーヌ・エナン・アルデンヌ選手です。
杉山選手はこちらでも知名度は高く、みんな「スイヤマ(どうやらGの発音が難しくらしく、ギとならないようです。)」と呼んで、スイヤマの試合を観に行こう、とか言っているのを聞きました。
杉山選手は第1セットからエナンを左右に振り回すストロークを展開、世界2位を圧倒して、1ブレイクアップで第1セットを取りました。しかし、ここで黙っていないのがトップ選手の理由なんでしょうか。第2セットに入ると、エナンの強打が厳しいコースに入り始め、杉山選手も必死に食らい尽きますが、第2セット以降1ゲームしか許してもらえず、惜しくも逆転負けとなりました。いやー、序盤を見ている限り、ストレートで勝てそうとか思ったんですが、エナンほどの選手となれば、どんな相手にも対応して逆転に結び付けていくんでしょうね。さすが全仏チャンピオン。今大会で決勝に進むと、今年のグランドスラムで全て決勝に進んだことになります。
一度センターコートを出て、中村藍子選手のダブルスを観に行こうと歩いていると、人だかりの向こうにトミー・ハースを発見。インタビューをしていたらしく、終わった後にこちらに歩いてきました。背が高くて、男前でした。
中村選手の試合が行われる第4コートでは、まだその前のスキアボーネ対ペアの試合が始まったばかりでした。
シード選手同士の試合ということで観客も大勢おり、「これが女子シングルス!?」と思うほどの迫力がありました。
センターコートに戻ると、地元アメリカのジェームス・ブレークがロシアのテイムラズ・ガバシュビリと対戦中。
蛍光ピンクが眩しい80年代風ファッションを着こなしているブレークは、ガバシュビリの弾丸サーブと強打に少し苦しんでいるようにも見えましたが、なんとかストレートで勝利しました。
このとき気温は相当下がっており、たぶん15度くらいしかなかったんじゃないでしょうか。トレーナーを着ていても寒かったです。
アーサー・アッシュ・スタジアムのデーゲームが終わったので、隣のルイ・アームストロングに行くと、ミックスダブルスが行われており、マルチナ・ナブラチロワ&ボブ・ブライアンが、コリーナ・モラリュー&マイク・ブライアンと対戦していました。
試合は1セットオールで、10ポイントのタイブレイク勝負となり、ナブラチロワ組が勝利しました。グランドスラムだけのミックスダブルスは、どこかエンターテインメントの要素もあり、笑いあり、真剣勝負ありの試合でした。
第7コートでは、フアン・カルロス・フェレーロが、フランスのマーク・ジケルにストレートで敗れる波乱がありました。USオープンシリーズで準優勝が一度あったフェレーロですが、ジケルのショットが冴えていて、手も足も出ませんでした。
試合後はかなり落ち恩でいる様子で、足早にコートを去りました。この元全仏王者の試合には、スタンドが埋まるほどのお客さんがいました。
この後、中村選手の試合が行われているコートに走ったのですが、残念ながら終わっていて(涙)、次のフェルナンド・ゴンサレス&マーディ・フィッシュVSセバスチャン・グロージャン&ドミトリー・ツルスノフ戦が始まっていました。
男子のダブルスは、僕らがいつもやっているダブルスとは別のスポーツに思えるくらいの迫力でした。同じ目線で見ると余計にショットのスピードが速く感じました。実際、速いんでしょうけど。。。
と、ここで杉山愛選手のダブルスに移動。ダニエラ・ハンチュコバとのペアで、ペレビニス/フェダク組と対戦でしたが、この試合の途中で雨がぱらつき始め、審判が試合を中断。天候が回復するまで待機となりました。
ここで、センターコートに移動し、席について試合再開を待ちましたが、雨が止む気配は無く、途中でコートを乾かすマシーンが出てきたものの、これも30分ほどで退散してしまいました。
結局、夜の部は延期となり、ダベンポート対シュレボトニック戦、ナルバンディアン対サフィン戦が翌日に持ち越しとなりました。サフィン、見たかったのに残念!
帰り道に買い物を楽しむ人が沢山いました。写真はナイキショップです。
今年は雨にたたられているUSオープンですが、週末もどうやら悪天候が続きそうです。後3日、どうなることやら。